ビールにも色々あるみたいでエールビールが割と好きだ。
暑い国のせいかライトビールが好まれる中で苦味のきいたちょっと温くても旨いエールビールは自分に合っている。人間も文章も温くなっても味がある方が良いなとふと思った。

息切れしそうになるようなことは時折やってきて、いつの間にかそれは終わってまた次の坂がやって来る。下りはとても気持ちの良いものになるに違いない。終わらない上り坂はない。頑張った分だけ気持ちの良い下り坂が待ってるのは当たり前じゃないか。気持ちがぶれると蛇行してしまうから坂の上を見つめてペダルを漕ぐ。

頑張れって言えない世の中になっちまった。もう少しだって言えない世の中になっちまった。言えばいいとも思うけれど、頑張れなんて言う奴は嫌いだし、言ってしまった時はものすごく後悔する。今日1個だけ上り坂を漕いだ。いつ下り坂が来るのかは分からない。坂道を登ったくせに言いようもない気持ちで報われるのを待つ。

他人の良いニュースを聞くと坂道を登ったんだなと思うから楽しめとしか思わない。頑張ってる奴なんて報われちまえばいいんだ。良いことがあった奴なんて思いっきり自慢して喜んでりゃいいんだ。今もきっとどこかで誰かが坂道を登ったり、蛇行しちまって自分で苦しみを増やしていたり、少し疲れて休んだり、下り坂でペダルを離して風を感じたりしている。

人の人生に関わるなんて自分にはそんなに出来ないけれど、坂道を登ってる人には良い景色が待ってるといいなと思う。