人付き合いをしていて相手に対してそれはないよなぁと思うことがある。相手の血液型のせいにしてしまったりすることもある。友人ではないけれど顔を合わせなければいけない人には嫌いな部分をなるべく見ないように距離を取ってみる。仲良くなったら少しずつ話して変えてもらえるように試みることもある。

しかし夫婦の場合は逃げずに変えてもらうように努めていかなければいけないと思っている。お互いにどうしても譲れないところが直せない時は離婚してしまう事もあると思う。子供のためと言って諦められるならいいのかもしれないが、致命的にダメなところは傷口が広がる前に切らないと他が腐ってしまう。

子供の集団生活が始まると他所の旦那さんとよく比べられた。毎朝ごはんを作ってくれるだとか、旅行にたくさん行ってるだとか、子供の面倒をよく見てくれるだとか。それこそ色々な家のことを聞いてくるからタチが悪い。中には俺が苦手とする人もいて比べられること自体が不満で文句を言ったり喧嘩になったりもした。いろいろな人のいいところばかりを集めた父親像は自分とかけ離れたものになっていて気持ちが悪かったのだけれど、実際自分よりも優れていることには違いがなく、直せるところは直そうと努力したりどうしてもできない時は謝る時もあった。最悪なのはこちらも納得できない時でそんな時はそれこそ離婚を考えるほどの喧嘩になったりもした。

今も完璧な理想の父親など程遠いが数年前からちょっと変わってきたことがある。理想としていた他の父親達のうちの何人かがボロを出し始めたのだ。数年以上も付き合いを経れば色々なこともあり、それによって人の本性が見えたりするのは当然だと思う。あんな人じゃないと思ったのに、他のことができてもあれはダメねなどと言い出すことが増えていた。

ある日もういい頃合いだろうと思い「そんなやつらと比べて劣っていると言われた俺の気持ちがわかるか」と言ってみた。ハッとしたその顔は何か感じ取ってくれたのだろう。その日から他の父親と比べられて非難されることは無くなった。まぁ結局は夫婦なんてそんなもんかなぁと思っている。

あの時を思い出したらそれ以上言ってもよろしくないなぁと飲み込んだ言葉も思い出した。なんだか毒を身体に貯めるのも良くないと思うので書いてしまおうと思う。

旦那なめんな。