色々あって人間誰しも出会ったり別れたり。そんなことのすべてがいつも間違いなく思い出になる。
失恋する度に心をえぐられ、もう二度とこんな出会いは無いだろうと思ったりした。そして結局その後も色々な恋をした。あの時あぁしておけば良かったということも沢山有る。そんな反省は教訓に変わり今になって全然関係ないところで活きていたりする。

恋に限らず体験したことの全ては思い出に変わる。現在も続いていることでさえ、印象的なエピソードが手前の引き出しに入っているだけ。残りは記憶の彼方だ。エピソードの中には勿論、悪い思い出や人生をやり直したいと思わせるようなものもある。家族との思い出でさえ忘れてしまいたいものがある。身内だからこそ余計残ってしまうものなのかもしれない。

けれども恋愛だけは恋だけは最後にはいつも良い想い出に変わっているような気がする。人生をやり直したくないと思わせる一つになっている気がする。結局恋人は他人だからなのだろうか。他人に自己を理解してもらったという記憶は存外に重くて本当に嫌だった事でさえいつしか色褪せてしまう。だからこそ、この世界から恋愛小説が消えて無くなることはないに違いない。

そんなことを考えながら、どうでもいい思考ってやつは瞑想に少し似ているなと思った。
外はザンザン降りの雨。