パンクよりポップのほうがいい子ちゃんなイメージがあるけどアレは嘘だね。
マイハニバニィとかマイスィートパンプキーンなんてポップの耳心地の良さに騙されちゃいけないよ。あいつら間違いなく狂っているんだから。

パンクが野蛮だって言う人は本質を判っているんだと思うよ。パンクが野蛮だって言う人は本質を判っているんだと思うよ。それって即ちシンプルだってことだし、他に複雑な思考が存在しないってことだからね。だからパンクは黒と赤と白しかなくてもちゃんと表現することが出来るんだよ。きっとパンクを嫌う人達はシンプルになり過ぎることが嫌なんだろうね。隠れる場所が無くなってしまうものね。
それって即ちシンプルだってことだし、他に複雑な思考が存在しないってことだからね。だからパンクは黒と赤と白しかなくてもちゃんと表現することが出来るんだよ。きっとパンクを嫌う人達はシンプルになり過ぎることが嫌なんだろうね。隠れる場所が無くなってしまうものね。

ポップはときに歪曲だよ。とてもカラフルだけれどいつもそんな風に出来るはずがないだろう?そんなこと判ってるくせに羨望や嫉妬と一緒に喜びを感じるっていうんだからまったくおかしな話さ。だからポップカルチャーからは時々信じられない程気持ち悪いものが生まれてしまうんだろうね。

中毒っていうのは「やめられない」って意味もあるけれど「気づけなくなる」って事でもあるのを忘れちゃいけないよ。ポップは中に在る狂気を気づけなくさせてしまうんだ。最初は感じていた違和感もいつの間にか当たり前になってしまう。ドラッグカルチャーを振り返ったってカラフルな色しか散らばっていないだろう?原色はどんな物も隠せてしまうのさ。

カラフルはどんどん色々な物を隠してしまった。その結果世界はポップに支配されてしまったんだからまったく恐ろしい事だと思うよ。君が見ているこの画も実は血塗られた真っ赤なキャンバスの上に描かれたものかもしれないね。まぁ嘘なんだけどさ。

ひんやりと静まった美術館の中、壁から切り取られて額に入れられたカラフルな牛の顔 ——キング・オブ・ポップ—— がそんな事を話しかけてきた。
外には突き抜ける青空と白い雲が広がっている。