キリン世界のKitchenから新しいものが出たらしい。数日前に流行の最先端を抑えた自分は、早速、麦茶に牛乳を混ぜるとコーヒー牛乳ができるという誰も得しない薀蓄を垂れてみた。果たして水で薄めたカフェオレというありがたい実験結果を聞き満足したのだけれど、本当はほんの少しでもコーヒー牛乳に似た味がしたというだけで満足だった。実験してくれた人には申し訳ないことをした。是非美味しいアイスコーヒーを飲んでほしい。

元々はキリンのブツを飲む勇気が無いということだったのだけれど、どうやら麦茶と牛乳の薀蓄はきっかけとして充分なものになったようだ。
「麦茶と牛乳で充分だぜ」などと全世界に叫んでもらうことは叶わなかったけれどそれはそれで仕方のないことだろう。

笑える。麦茶と牛乳を混ぜたらコーヒー牛乳になるなんて本当に久々に思い出した。むかし、雪印のコーヒー牛乳を買ってもらえなくて噂に聞いて試した小学校四年生が居たんだ。なんだか本当にコーヒー牛乳が飲めた気がして、嬉しくて嬉しくて作りまくって、いっぺんに飲んで腹を壊したバカな小学生が。おまけに翌日の麦茶が無くなって怒られ踏んだり蹴ったり。ハハハ、貧乏自慢なんてくそくらえだ。こんなふうに今では笑いのネタの一つにできる。こんな事わざわざ言わなけりゃ誰もわからないし、今ではただのいい思い出だ。

だけど、それでもふと思う。今あの小学生が目の前に居て「おじさん、これコーヒー牛乳の味がするんだよ」って言ってきたら俺は一体どうするんだろうな。

しねぇよ、なんて言えないな。「それ旨いよな。砂糖いっぱい入れちまえ」そんな適当なことを言うんだろうな。うん。似てる味がするって言ってくれる人もいたんだぜ。喜べよ。

キリンのブツは好き嫌いが凄いらしくて評判も微妙らしい。そんなの聞いたら余計飲みたくなる。興味を持ってしまった人が居たら是非飲んでみて欲しい。

もちろん責任なんて俺は取らない。